普通のサラリーマンがFIREを本気で目指したわけ

突然ですが、皆さんお仕事は好きでしょうか?現状に不満はありませんか?
仕事を通して成長や充実感を得る方も多でしょう。

一方、サラリーマンには長時間残業、面倒な人間関係(嫌いな上司からの理不尽な圧力・お局からのいじめ・モンスター社員の指導など)、無駄な社内調整、意味不明な飲み会、満員電車通勤など、考え出したらキリがない程の負の側面もあり、心底100%満足できる方は一握りだと思います。
日曜日のサザエさんを見てテンションガタ落ちの方も多いのではないでしょうか?
ここではそのような無限に続く地獄から抜け出す、唯一無二の生き方、現代資本主義における禁断の果実、最強のチートであるFIREを解説していきます。

目次

なぜ今、FIREなのか?

FIREってなんだ?

FIREって何?コーヒーか何か?と思った方も多いかも知れません。最近ではFIREを扱った本も多く出版されるようになり、少しずつ日本にも浸透しつつありますが、まだまだ一般的ではありません。

FIREとは(Financial Independence, Retire Early)の略語で、経済的自立をし、
早期退職をして、自分の好きな仕事や趣味に没頭するというライフスタイルを指します。

なんだか、むずかしくて、よくわからないニャァ

2010年代に欧米で大きな注目を集め、特にミレニアル世代(2000年代に社会人になった世代)の間でブームとなった生き方です。簡単に言うと、

  • 貯金を節約などで死ぬ気で貯め、
  • それを株式に全力でぶち込み、
  • 年間平均4%(米国株式平均利回り)の利益を上げ、※インフレ調整後数値
  • その枠の中で生きていく。

すると労働をせずとも、資産も減らすことなく無限に暮らしていけるというアイデアです。
資本主義のバグを利用した株の利益という最強のマネーマシンのみで生きるという革新的な生き方です。
ネオニートとでもいいましょうか。(Youtuberの中田敦彦さん曰く、遊んで暮らして金もあるという最強の状態です)

魅力的だけど、本当にできるのかなぁ??胡散臭いよ

例えば年間300万円(月25万円)の支出世帯であれば、その25倍(年間利益率4%で割る)の7,500万円の資産を達成できれば、理論上実現可能です。(いやいや💦、そもそもそんな大金貯めるの無理ゲーでしょと思った方。ご安心ください。解決策は準備しております。)

FIREが浸透してきた背景(考察)

ミレニアル世代とは、1980年から1995年の間に生まれた世代です。 2022年時点で27歳から42歳を迎える人達ですね。ねこマンもミレニアル世代に該当し、FIREに憧れる1人です。(続くZ世代もほぼ同じでしょう)

日本を例にとると1945年に敗戦をし、焼け野原から裸一貫、復興を目指し国民一丸となって一所懸命働いて来ました。昨日より今日、今日よりも明日という具合にどんどん国が成長して、車に乗れる、テレビが買える、洗濯機も買える!どんどん便利になる!という時代であり、より豊かな生活に憧れて国民全体が一生懸命働いて来ました。

一方、現代はどうでしょうか?だいたい、なんとなく全部そろってませんか?洗濯機やクーラーがお金がなくて、買えないですか?奨学金の返済で炊飯器が買えずにお米が食べられい友達はいますか?
もちろん、最新のiphone、高級タワマン、ブランド物の洋服、高級鮨など、言い出したらキリがないかもしれません。
東京カレンダーの逆を行ってください)

でも、本当に精神や身体、家族や友人との時間を犠牲にしてまで欲しいものはあるのでしょうか?

10万円以上する最新のiphoneを毎年買い替える必要が本当にあるのでしょうか?

別に安いAndroidスマホ1つがあれば、好きな時にYoutubeが見られて、TikTokで和んで、LINEで友達とおしゃべりして、NETFLIXで好きな動画を見られて、それらが月1000円、2000円で楽しめる社会です。最新の有機ELテレビ60インチ(40万円)は欲しいといえば欲しいけど、まぁなければないでいいかなって感じじゃないでしょうか?

つまり、社会の成熟により生活の基盤が安定し(明日餓死することはない)、娯楽が安価に手に入る現代において、徹夜をしたり、上司の顔色をうかがい心身を削りながら出世するために働く、という時代は終わったとも言えます。特に、

  • 1990年代後半に勃興したインターネットの普及
  • 2007年にAppleから発売されたスマホによる情報のコモディティ化
  • そこに追い討ちをかけた終身雇用の崩壊、ジョブ型制度への移行

と共に、その感覚を強く感じている世代がミレニアル世代だと思います。

物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさを重視する社会になってきた。

そこに出現したある種の宗教とも言えるFIREが、一部の人間に刺さった。というのがねこマンの分析です。特に先進国においてその傾向は強いようです。(世界の成熟化のもたらした、マイルドヤンキー化の加速とも言えます)

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予想される心配

ここで予想される心配は以下です。

  • FIREなんてして、明日から何をするんだ?
  • ボケて変人になるぞ
  • 仕事を通して人は成長するんだ、FIREなんてけしからん

という意見です。これは一理あります。
お金はあるが、何の目的もない人間が一体明日から何をするんだという意見です。
ここは非常に重要な論点であり真剣に考える必要がありそうです。ですが、

ねこマンの結論は、それでもFIREを達成した方が絶対に幸せになれるです。

 何故なら、Financial Independence(経済的自立)の部分のみを獲得しておくということで、いつでも会社を辞められるというプラチナチケットが手に入るからです。(つまりマイナスの排除です)そのカードを切るかどうかは、 場面で自由に決めていいのです。

日々社畜をしていれば、辞表を叩きつけたくなる瞬間がほぼ100%の確率で、全労働者に発生します。

従い、秒速でいつでも辞められる状態をつくることが、現代の最適解となります。
(小型の核兵器を常備している状態だと思ってください。)

リタイア後何をするか、などという贅沢な悩みは資産を作ってから決めればよいのです。

ねこマンはなぜ今FIREを目指すのか?

ねこマンは学生時代から、働きたくないと強く思っていました。
毎日朝から晩までの激務に耐えられるとは到底思えなかったし、意味も見いだせなかったからです。
特に就職氷河期の暗い時代だったこともあり、何一つ明かるい未来がみえませんでした。今から20年弱前のことですが、基本的な思考、社会構造は現代の20代とさほど変わらないと思います。

日本には古来より“労働は美徳だ”という考えが根強いと感じていました。

でも、本当にそうなのだろうか?

例えば、南の島で魚釣って、木の実集めて日々平穏に暮らしているが貧乏な人々がいる。
別に将来の成長とかは考えてないけど、幸せに暮らしているという、ムーミンでいうスナフキン的な生き方でいいんじゃないかとずっと思ってました。
偏差値がどうの、スペックがどうの、出世がどうのという議論の先に一体何があるのか?

そんな時、ある日友達が進めてくれた本、吉本隆明なる“戦後思想会の知の巨人”と言われた作者の本を何気なく読んでみました。

するとすごく分かりやすい文章(1、2時間程度で読了)が書いてあり、人生観が変わりました以下抜粋です。

働くのがいいなんて、ウソだ

結論からいうと、人間というのは、やっぱり二十四時間遊んで暮らせてね、
それで好きなことをやって好きな所に行って、というのが理想なんだと思う。
                  -吉本隆明-悪人正気(2004年)より抜粋-

衝撃でした。意識高い系Youtuber、無駄にマッチョなコンサルタント(マッ◯ンゼー、ボ◯コン)の無駄にキレイなパワポの資料の100倍は刺さりました。

本当は誰しもが心の奥底で思っているんだけど言えない、少しでも口にしようものなら出世競争・経済競争からふるい落とされるのではないかという恐怖感から、誰もが曖昧にしているであろうことをサラリと言いのけていたのです。

その日からねこマンの挑戦が始まったのです。


本ブログはねこマンがFIREを目指すに至ったきっかけ、何の取り柄もない凡人が、資産を形成しFIREを実現するまでの経緯を綴った記録となります。

それでは!

次回、サラリーマンは現代の奴隷である(仮称)

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