高配当投資家の皆さんは、ご存じの方も多いかもしれませんが、10%近い配当利回りを叩き出すARCC(エイリス・キャピタル)とは何か、日本で購入可能なのかを徹底解説をします。
※24年2月24日現在、TRIN以外購入不可となりました。

結論からいうと、2023年11月までWebull証券で買えたんだけど取り扱いが停止になってしまったニャア



じゃあ、この記事意味ないのか?



いやいや、実はいいニュースがあるよ
BDC銘柄はWebull証券でまだ買える!!
取り扱い証券会社(Webull証券)



なんと!これはビックニュースだにゃ!!
Webull証券ってなんだ?って方のために別記事で詳細を紹介しております。
口座開設方法もご案内してます。


BDCとは
BDCとはBusiness Development Companyの略称で、中堅企業や新興企業等の事業開発を金融面及び経営面からサポートする投資会社のことです。



なんだか難しそうだニャア
簡単に言うと、設立間もない新興企業(ベンチャー企業)などの中小企業で、銀行の与信が小さくお金を借りられないような会社にお金を貸して利益を取る会社ってことですね。
BDC銘柄には日本で有名なARCC(エイリス・キャピタル)をはじめ、以下のような銘柄があります。日本ではARCCの他にMAIN、PSECあたりも人気がありますね。
- Main Street Capital (MAIN)
- Prospect Capital (PSEC)
- American Capital Strategies (ACAS)
- American Capital Senior Floating (ACSF)
- Apollo Investment (AINV)
- BlackRock Kelso Capital (BKCC)
- Capitala Finance (CPTA)
- Compass Diversified Holdings (CODI)
- CorEnergy Infrastructure Trust (CORR)
- Equus Total Return (EQS)
- Fidus Investment Corp (FDUS)
- Fifth Street Finance (FSC)
- Full Circle Capital (FULL)
- Garrison Capital (GARS)
- Gladstone Capital (GLAD)
- Gladstone Investment (GAIN)
- Golub Capital BDC (GBDC)
- Harvest Capital Credit (HCAP)
- Hercules Technology Growth Capital (HTGC)
- Horizon Technology (HRZN)
- KKR Financial Holdings (KFN)
- KCAP Capital (KCAP)
- MCG Capital (MCGC)
- Medley Capital (MCC)
- Monroe Capital (MRCC)
- MVC Capital (MVC)
- New Mountain Finance (NMFC)
- NGP Capital Resources Company (NGPC)
- OFS Capital (OFS)
- Oxford Lane Capital (OXLC)
- PennantPark Floating Rate Capital (PFLT)
BDCの特徴
超絶高配当
ARCCについて、Bloombergで調べると2023年9月現在でなんと10%程度の配当利回りです。
最近JEPIなどのカバード・コールの分配金がボラティリティの低下により、下がっているので高配当投資家としてはARCCを買うのも一案かもしれません。



高配当で有名なSPYD、PFF、PFFDを大幅に上回っているニャ


上述の通り、銀行からお金を借りられないということは、それなりのリスクを含むということであるため、金利も高くなり、配当も上がります。
また、高配当の理由として、90%以上を投資家に配当として分配することで、
法人所得税を免除される
ため、高い配当収入が期待されます。
こういう公益性の高い仕組みを作ることでアメリカではベンチャー企業を育成しようとしているのではないかと思います。
創業期のGAFAM企業群もBDCからの支援を受けたということです。
高いパフォーマンス
インデックス投資家の方には衝撃かもしれませんが、実はBDC銘柄は高配当であるが故に再投資を続けていくと雪だるま式に資産が加速され、なんとS&P500を上回るパフォーマンスを出します。



ホントかニャア
まぁ疑うのも無理ないでしょうからバックテストの結果をお見せします。
青がARCC、赤がS&P500です。いかがでしょうか?明らかにインデックスをアウトパフォームしていることがわかりますね。


規制によりある程度の安全が保全されている
BDCの運用資産については法律により適切な分散が求められています。
例えば、少なくとも資産の70%を法律で定められた適格投資対象(時価総額2.5億ドル未満の未公開企業の株式、ローン、債権など)に投資することや、1銘柄当たりの構成比率を全体の25%以下に抑えることなどが定められています。また、借入に関する制限も設けられています。



適格投資対象への配分が大きくて、分散も効いてるからリスクは低そうだね
特徴(リスク)
金融危機に弱い
中小企業にお金を貸すという点では、BDC銘柄は金融セクターに分類されます。
つまり、リーマン・ショックなどの金融危機では暴落してしまうというのが唯一の難点です。
下記チャートによると、2009年では3ドル代まで下がっております。





これはかなりの下落だニャア
買い場
金融危機で暴落はデメリットである反面、100年に一度と言われたリーマン・ショックでも倒産せずに耐えたという実績ができたのである意味、そのストレス耐性は保証されているとも言えます。
逆に、金融危機で暴落した際に買うことができれば
例えば、リーマン・ショック時の底値で買った場合、ざっと、配当利回り50%を超える計算になります。14ドルを下回ったら買い場ですね。



それは夢があるニャア
実はねこマンはコロナショックの時にARCCをNISAで購入できたので、高配当+値上がり益も取れてます。
パフォーマンスとしてはVOOに次ぐ、収益性を誇ります。
↓ここから登録できるよ
BDC銘柄の取り扱い証券会社(Webull証券で買える)
冒頭で申し上げた通り、現在大手の日系証券、ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)等では、日本で未登録銘柄であるため取り扱いを辞めてしまいました。
米国のフィンテック企業であるWebull証券でBDC銘柄の一部が購入可能であるためねこマンが紹介します。



以下時価総額リンキングより、刮目せよ!
順位 | 名称 | 時価(💲) | 取扱 | 配当利回 |
1 | ARCC | 10.63B | NG | |
2 | FSK | 5.54B | NG | |
3 | OBDC | 5.25B | NG | |
4 | BXSL | 4.46B | NG | |
5 | MAIN | 3.27B | NG | |
6 | GBDC | 2.48B | NG | |
7 | PSEC(プロスペクト・キャピタル) | 2.42B | ⭕️ | 12.4% |
8 | HTGC | 2.33B | NG | |
9 | TSLX | 1.74B | NG | |
10 | GSBD | 1.54B | NG | |
11 | OCSL | 1.49B | NG | |
12 | NMFC(ニュー・マウンテン・ファイナンス) | 1.28B | ⭕️ | 11.4% |
13 | BCSF | 982M | NG | |
14 | BBDC | 964M | NG | |
15 | CSWC | 853M | NG | |
16 | MFIC(ミッドキャップ・フィナンシャル・インベストメント) | 852M | ⭕️ | 11.1% |
17 | SLRC | 814M | NG | |
18 | CGBD(カーライル・セキュアド・レンディング) | 741M | ⭕️ | 11.9% |
19 | TCPC | 696M | NG | |
20 | PFLT | 606M | NG |
Webull証券の解説、口座開設手順は以下記事が参考


Webull証券の信頼性



BDCが買えるのは分かったんだけでWebull証券なんて聞いたことない二ャ。大丈夫なのかな?



そこは気になるよね。でも大丈夫!
ここが重要ですが、日本で証券を扱うにあたり金融庁への登録もされております。
また下記サイトによると大手証券会社と同じく、





分別管理されているなら何かあっても安心だね
いかがでしたでしょうか?
いくつかのBDC銘柄は現時点では購入可能ですが、



ちなみに一度買ってしまえば、新規発売停止になっても、問題なく配当金はもらえるよ!永久マネーマシンだね
- ARCCはどこで買えますか?
-
Webull証券アプリから買えましたが、2023年11月に取引停止
- ARCC以外のBDC銘柄も買えますか?
-
Webull証券アプリで取り扱いがあります
- 口座開設に必要なものは?
-
マイナンバーカードが必要となります






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